現代アーティスト、チャミラ・ガマゲ(Chamila Gamage)さんの個展「Memory Wall(記憶の壁)」が現在、コロンボ・バンバラピティヤ(Bambalapitiya)地区の画廊「Barefoot Gallery(ベアフット・ギャラリー)」(Galle Road, Colombo 04)で開催されている。
コロンボ・ビジュアル&パフォーミングアーツ大学で絵画と彫刻の美術学士号、ケラニヤ大学で美術修士号を取得したガマゲさん。舞台やテレビのアートディレクター兼セットデザイナーとして活躍するほか、大学で絵画・彫刻の講師も務める。これまでに複数の賞を受賞し、ドイツ、中国、バングラデシュを含む国内外の個展やグループ展で作品を発表してきた。
「記憶の壁」と題した同展は、「記憶はレンガのようなものであり、社会の集団的歴史やアイデンティティーの壁を築くもの」という考えをコンセプトに掲げる。絵画を通し、2004年の津波、30年にわたる内戦、2019年のスリランカ経済危機など重要な出来事に結びついた「集合的記憶を概念的に象徴した」という。
ギャラリー担当者は「重要な出来事とその永続的な影響を見てとり、思いをはせてもらえれば」と来館を呼びかける。
営業時間は10時~18時。日曜定休。11月12日まで。