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コロンボで絶滅危惧種のチョウをテーマに個展 科学と芸術を融合

サナス・ヘラスさんと作品

サナス・ヘラスさんと作品

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 画家サナス・ヘラス(Sanath Herath)さんのチョウをテーマにした個展「Metamorphosis Papiliones Ceylonensis(メタモルフォーシス・パピリオネス・セイロネンシス)」が現在、コロンボ・バンバラピティヤ(Bambalapitiya)地区にある現代アート画廊「Barefoot Gallery(ベアフット・ギャラリー)」(Galle Road, Colombo 04)で開催されている。

展示作品

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 緑豊かなスリランカ中央部・ガンポラ市郊外の村出身のヘラスさんは、幼少期を自然の中で過ごした。現在講師を務めるコロンボ郊外のモラトゥワ大学でランドスケープ・アーキテクチャーを専攻し、自然環境とのつながりをさらに深めたという。本格的に絵を描き始めたのは3年前。チョウや植物を観察し、ありのままの姿を描くヘラスさんは「科学的な正確さを保ちつつ、芸術的に変化させることを心がけている」と話す。17世紀の画家・昆虫学者のマリア・ジビーラ・メーリアンや植物画家のフェルディナント・バウアーなど、「歴代の自然史アーティストの作品に影響を受けた」とも。

 今回が初となる個展。動植物の学名のようにラテン語で表記した同展のタイトルは、「セイロンのチョウの変態」を意味する。会場には国際自然保護連合の「IUCN絶滅危惧種レッドリスト」に含まれているスリランカの固有種・固有亜種のチョウを描いた水彩画30点を展示する。「チョウの変身は人生の旅そのものの象徴」と考えるヘラスさんの作品には、チョウの成虫の姿だけでなく、卵から幼虫、さなぎから成虫になるまでのライフサイクルが入念に描かれている。

 ヘラスさんは生態系保全の必要性にも関心を寄せ、「チョウだけでなく一緒に描かれている植物にも気づいてもらい、庭で育ててみようと思ってもらえれば」と期待を込める。

 開館時間は10時~18時。日曜定休。10月15日まで。

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