「コロンボ国際航海工学カレッジ(CINEC)」が5月、コロンボ郊外マラベ(Malabe)にある同校の「CINECキャンパス」(Millennium Drive, IT Park, Malabe)に、エレベーター訓練センターを備えたエレベーター技術者養成コースを開講した。
エレベーターの据え付け、修理・サービス業務、技術的欠陥の修復、付属品やスペアパーツの注文など、業務のあらゆる側面に対応する同コース。「カリキュラムをより実践的なものに」するため、エレベーター訓練塔を備えた「スリランカ初」というエレベーター訓練センターもキャンパス内に新設した。実習は「国内で定評のある」エレベーター事業者「エイトケン・スペンス(Aitken Spence)」と共同で行う。
同校担当者は「エレベーター技術者は国内外で求人の需要が高い。能力と専門性の高いエレベーターの据付作業員やサービス技術者を育成することにより、業界の熟練労働者不足の解消に重要な役割を果たすことになる」と期待する。
CINECは1990年に創立。私立高等教育機関として、海事科学、海洋工学・海洋電気工学、エンジニアリング&テクノロジー、航空機整備工学、観光&ホスピタリティー、法律をはじめとする多岐にわたる分野のプログラムを提供するほか、政府機関、民間企業、外国企業に向けた職業訓練の特別プロジェクトを国内各地で行っている。