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コロンボの画廊で都市開発をテーマにした個展 変わりゆく表情を象徴的に表現

「MENACING LANDSCAPES」の展示作品

「MENACING LANDSCAPES」の展示作品

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 コロンボ・バンバラピティヤ(Bambalapitiya)地区にある現代アート画廊「Barefoot Gallery(ベアフット・ギャラリー)」(Galle Road, Colombo 04)で現在、プラサド・ヘッティアラッチ(Prasad Hettiarachchi)さんの個展「MENACING LANDSCAPES(脅威的な風景)」が開催されている。

展示作品

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 幼少期から絵を描き続け、フランスの国連教育科学文化機関(UNESCO)センターでも作品を展示した経験を持つプラサドさん。これまでに数々の賞を受賞し、アートワークショップやプロジェクトに参加してきた。彫刻なども手がけるが、余白を生かし複雑なディテールで表現した水彩細密画を描くアーティストとして知られている。

 「都市開発の本質と、それがコロンボの人々に与える影響に関心を持っている」というプラサドさんは、社会・経済的階級の差に着目した作品を手がける。同展では、スレイブ・アイランド地区の急速に変化する都市景観に焦点を当て、「大規模な開発プロジェクトが異なる社会集団にとってどのような意味合いを持つか」をコンセプトに制作した作品を展示する。

 「高層ビルが立ち並ぶ場所にはかつて人が住んでいた。多くの人が開発を支持する一方、低・中流階級者にとっては住まいや収入、つながるを失うきっかけとなった」とコメントするプラサドさん。過去の植民地時代の開拓から現代の開発まで、コロンボの変わりゆく表情を象徴的に作品に表現したという。

 営業時間は10時~18時。日曜定休。2月18日まで。

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