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コロンボで不安や疎外感をテーマにした個展 東洋と西洋のアートを融合

「Within Boundaries」の展示作品

「Within Boundaries」の展示作品

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 コロンボ7地区の現代アート画廊「Saskia Fernando Gallery(サスキア・フェルナンド・ギャラリー)」(41 Horton Pl, Colombo)で12月15日、画家・アルジュナ・グナラトネ(Arjuna Gunarathne)さんの個展「Within Boundaries(境界の中で)」が始まった。

作品や展示の様子

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 グナラトネさんはスリランカ出身のビジュアル・アーティスト。スリランカ・パキスタン・イギリスで美術を専攻し、南アジアの古代壁画も研究した。現在はイギリス・ロンドンを拠点に、壁画や細密画に触発された「独特でダイナミックなビジュアル・スタイルに挑戦している」という。作品はイギリスのロイヤル・アート・コレクションやインドの現代アートコレクションにも収蔵されている。

 東洋と西洋の伝統アートを融合し、「政治的・社会的・個人的な経験に焦点を当てた」作品作りに取り組むグナラトネさん。同展では「新たな土地で感じる不安や疎外感、温もりと親密さを求め一人待ち続ける人物」などを題材に、「心の脆(もろ)さ」を鮮やかな色彩とテクスチャーで描いた作品を展示する。カラーインクの作品シリーズ「Legal or Illegal?(合法か非合法か)」では、安定性を求め移り住んだ新天地での経験と、そこで得た故郷やアイデンティティーについての考察を表現したという。

 開催時間は10時~18時。日曜定休。1月15日まで。

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