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スリランカの日本語フリー誌「Spice Up」が3周年 観光・レストラン情報届ける

最新号を手に持つ編集発行人の神谷政志さんとバックナンバー

最新号を手に持つ編集発行人の神谷政志さんとバックナンバー

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 スリランカの日本語フリーペーパー「Spice Up(スパイス アップ)」が2月、創刊3周年を迎えた。

 2017年2月の創刊号以来、隔月で刊行を続け、最新の12号を発行した同誌。スリランカの観光情報や地図、レストランやショップのオープンやホテル情報などを掲載している。ジェフリーバワとベントタ&ヒッカドゥワ特集」(第5号)、世界遺産「古都シーギリヤ」特集(第9号)など、毎号1~2本の特集があり、読者限定クーポンを付けた号もある。

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 創刊したのは神谷政志さん。雑誌の編集経験はないが、「友人がインドでフリーペーパーを始めているのを見て、自分もやってみようと思った」と言う。スリランカを選んだ理由は、「観光産業が伸びている、旅関連のメディア事業を先行してやっている人が少ない、英語が通じる、治安が良い、歴史的なつながりがあり親日国である、の5点だった」と振り返る。

 取材・執筆は主に神谷さんが行うが、日本で海外インターンシップ事業や海外研修事業に携わってきた経験を生かし、「常に日本から大学のインターン生を受け入れている。現在は3人、3月からは6人体制になり、受け入れ総数は80人になる。主に広告営業や広告原稿作り、『Spice Up』のサイトとインスタグラムの運営をインターン生に任せているが、雑誌の巻頭特集を任せた号もある」という。

 毎号3000部を発行し、日本食レストラン、ジェトロ、JICAなど約100カ所に配布している。表紙や誌面デザインはスリランカのデザイナーに外注。11号からは中国人旅行客の増加を受け、日本語ページの後に中国語訳のページも追加した。最新号も含めバックナンバー全てがサイトで無料閲覧できる。

 「『Spice Up』を運営しているおかげで、スリランカの著名な人にも会えるし、行ってみたい場所にも行ける。日本や東南アジア、周辺国などからの投資家、経営者、旅行者に会うことも。昨年4月には連続テロのために出稿が減って大変な思いをしたが、12月には回復してきた。先のことは分からないが、これからも続けていきたい」と意欲を見せる。