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コロンボの人気料理店シェフが「日本食普及の親善大使」に 杉山大使が任命状

ダルシャン・ムニダーサさん(左)と杉山明大使(右)

ダルシャン・ムニダーサさん(左)と杉山明大使(右)

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 コロンボの人気料理店オーナー兼シェフのダルシャン・ムニダーサさんに2月18日、杉山明駐スリランカ大使から農林水産省による「日本食普及の親善大使」の任命状が授与された。

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 ムニダーサさんはコロンボで日本料理店「日本ばし(Nihonbashi)」、カニ料理を提供するシーフードレストラン「ミニストリー・オブ・クラブ(Ministry of Crab)」を経営。いずれも300人のフードライターや料理評論家が投票して決める「アジアのトップレストラン50(ASIA'S BEST 50 RESTAURANTS)」で2013年から2020年にかけて6回ランクインし、コロンボの有名店になっている。

 「日本食普及の親善大使」は、和食のユネスコ無形文化遺産登録を契機に農林水産省が始めた取り組みで、「日本食・食文化の普及について日本料理関係者等にアドバイスを行うことができる人々」を任命している。スリランカで任命されるのはムニダーサさんが初めて。

 ムニダーサさんは、「日本の食文化を崩さずに、和食を提供し続けてきたことを日本政府から認めていただき大変光栄。日本ばしでは、日本流の食材や包丁の扱い方はもちろん、調理器具・食材・料理の名前を日本語で統一するなど、厨房内での和食人材の育成にも取り組んできた。(海外では)日本のレストランに行くと、Charcoal Grill、Grilled with Saltなど外国人向けに英語にしているが、それではおいしさが伝わらない。厨房内でも名称は日本語を通して、お客さまが見るメニューも日本語名で記載している」と話す。

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